【大分市高尾台】9年物エアコン3台を完全分解|水漏れの原因は”逆勾配”だった

大分市高尾台のエアコン完全分解クリーニングと逆勾配修正の施工事例を紹介するブログ記事のアイキャッチ画像

「水漏れがひどくて…」「カビが気になって…」というご相談を大分市高尾台のお客様からいただきました。伺ってみると、9年ものエアコンが3台。ダイキン2台・三菱1台という構成です。

クリーニング自体もしっかり必要でしたが、今回の現場で一番驚いたのは3台すべての排水経路が逆勾配だったことでした。カビやピンクスライムの原因がまさにそこにあったのです。


目次

1. 今回のご依頼内容

  • エリア:大分市高尾台
  • 機種:ダイキン AN22TAS-W・ダイキン AN28UAS-W・三菱 MSZ-GE2216-W(計3台)
  • 使用年数:約9年
  • ご相談内容:水漏れ・カビ・ピンクスライム・詰まり・設置位置の修正
  • 建物の条件:2階設置・隠蔽配管・室外機は1階

水漏れとカビが重なって「そろそろ限界かも…」というタイミングでのご依頼でした。


2. 分解してわかったこと:9年分の汚れの実態

持ち帰って完全分解してみると、3台ともカビとピンクスライムがしっかり蓄積していました。写真でご確認ください。

■ ダイキン AN22TAS-W(洗浄前後)

ビフォーアフターの画像

送風ファンにカビが黒く付着。フィン(熱交換器)にもホコリが詰まっており、運転するたびにカビを部屋中に拡散させていた状態です。表面のフィルター掃除だけでは絶対に届かない部分に、9年分の汚れがぎっしり詰まっていました。

■ ダイキン AN28UAS-W(洗浄前後)

ビフォーアフターの画像

こちらも同様にカビが全体に広がっていました。9年間で蓄積した汚れの量は想像以上。ドレンパンにはピンクスライム(カビ・細菌・藻類が混合したバイオフィルム)がびっしりついており、これがドレンホースの詰まりと水漏れの原因になっていました。後述する逆勾配と合わさって、水が排出されずにずっと溜まり続けていた状態です。

■ 三菱 MSZ-GE2216-W(洗浄前後)

ビフォーアフターの画像

3台の中でも特に汚れがひどかったのがこちら。送風ファンが黒く変色するほどカビが付いており、ドレンパンにもスライムが大量発生していました。完全分解して一つひとつ手洗い・つけ置き・高圧洗浄を行った結果、洗浄後は新品同様の白さに戻りました。

3台ともビフォーアフターの差が歴然。9年の蓄積はやはり壁掛け洗浄では取りきれません。


3. 作業の様子

ビフォーアフターの画像

工房に持ち帰り、すべてのパーツを分解。フィン・送風ファン・ドレンパン・カバー類を一つひとつ手洗い・高圧洗浄・つけ置きで丁寧に洗浄しました。使用洗剤は100%天然素材の「珪酸ソーダ」。重曹の約50倍の洗浄力がありながら刺激臭がなく、赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安心してお使いいただける洗浄剤です。洗浄後は水でしっかり洗い流してから乾燥させ、室内機に残留することはありません。


4. 今回の本題:3台すべて「逆勾配」だった

クリーニングと同時に、設置位置の修正もご依頼いただきました。これが今回の現場で最も重要なポイントです。

■ 隠蔽配管とは?

通常のエアコンは室内機と室外機をつなぐ配管が壁の外を通ります。一方、隠蔽配管は配管を壁の内部に埋め込む工法で、見た目がスッキリする反面、施工が難しく、配管の状態が外から確認できないというデメリットがあります。

■ 逆勾配とはどういう状態?

エアコンは運転中に結露水(ドレン水)が発生します。この水はドレンホースを通って室外に排出される仕組みになっています。正常な状態であれば、室内機 → ドレンホース → 排水口という順番で水が流れるよう、わずかに下り勾配がついています。

ところが今回の現場では、排水口の位置がドレンホースより高くなっており、水が流れ出せない「逆勾配」の状態になっていました。

■ 修正前:排水口が高すぎる

ドレンホースの排水穴の位置が高く逆勾配になっていた原因、穴の高さを測っている画像

背板を外してメジャーで実測すると、排水口の位置がドレンホースの接続部より高くなっていることが確認できました。これでは水が「上り坂」を通らないと出ていけない状態です。3台すべてが同じ状況でした。

■ 修正後:室内機を高い位置に付け直す

エアコンの位置を修正し、ドレンホースの勾配を修正した後の画像

解決策は「室内機の設置位置を上げる」こと。背板の取り付け位置を高くし直すことで、ドレンホースが排水口に向かって正しく下り勾配になるよう修正しました。

  • 水漏れの根本原因を解消
  • ドレンパン内に水が溜まらなくなりピンクスライムが発生しにくくなる
  • 3台すべて同様に修正完了

5. 隠蔽配管エアコンのオーナーが知っておくべきこと

今回のような隠蔽配管の物件にお住まいの方に、知っておいていただきたいことをまとめます。

■ 隠蔽配管はメンテナンスが難しい

壁の中に配管が埋め込まれているため、配管自体の状態を外から確認できません。勾配の問題だけでなく、配管内部の結露・劣化・詰まりなどが起きていても発見が遅れやすいのが特徴です。水漏れが続いているのに「掃除しても治らない」という場合、配管まわりのチェックが必要なことがあります。

■ 設置から年数が経っている場合は特に注意

今回のケースのように、築年数のある物件では最初の設置が現在の基準を満たしていないことがあります。「最初からこういうもの」と思って放置されがちですが、水漏れやカビの根本原因になっている場合は設置の見直しが必要です。

  • 設置から5年以上経過していて一度もチェックしていない
  • 毎年同じ時期に水漏れが繰り返される
  • クリーニング後すぐにカビやスライムが再発する

上記に当てはまる方は、クリーニングと合わせて設置状態の確認をご依頼ください。


6. 「水漏れ=エアコンの故障」とは限らない

エアコンから水が漏れると「壊れた?」と思いがちです。でも今回のように、設置の問題が原因のケースは少なくありません。特に隠蔽配管の場合、施工時の勾配が正しく取れていないことがあり、使い始めてしばらくしてから水漏れとして現れることがあります。

「水漏れがずっと続いている」「ドレンパンにすぐ汚れが溜まる」という場合は、クリーニングだけでなく設置状態のチェックも合わせて行うことをおすすめします。特に隠蔽配管で2階に設置されているエアコンは、排水の勾配が正しく取れているかどうか確認しにくいため、水漏れが長期間続いているケースでは設置状態の見直しが必要なことがあります。「掃除してもすぐ水漏れする」という方は一度ご相談ください。


6. よくあるご質問

■ 隠蔽配管のエアコンでも完全分解できますか?

はい、対応できます。室内機を取り外して工房に持ち帰るのは通常の配管でも隠蔽配管でも同じです。取り外しの際に配管の状態も確認しますので、気になることがあればお知らせします。

■ 設置位置の修正はどんな場合に必要ですか?

水漏れが繰り返される・ドレンパンにすぐ汚れが溜まる・設置から年数が経っていてチェックしたことがない、という場合に確認をおすすめしています。クリーニングのご依頼時に合わせてチェックすることができます。

■ 複数台まとめてお願いできますか?

はい、まとめてお預かりします。今回のように3台同時のご依頼も対応しています。台数が多い場合はお得な料金でご案内できることもありますので、まずはLINEでご相談ください。


7. まとめ

今回の大分市高尾台の現場では、9年ものエアコン3台の完全分解クリーニングと逆勾配修正を行いました。

  • ダイキン・三菱3台ともカビ・ピンクスライムが蓄積していた
  • 3台すべてが逆勾配で、水漏れの根本原因になっていた
  • 室内機の設置位置を上げることで正常な排水勾配を確保
  • 完全分解洗浄で内部をリセット、水漏れも解消

「水漏れが続いている」「カビの臭いが気になる」「隠蔽配管のエアコンで不安がある」という方は、大分市のエアテックワークスにお気軽にご相談ください。LINEで写真を送っていただければ、現状を確認してご案内します。

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